Numberblocksのすごいところ7選

StepSquads Numberblocks

子どもがNumberblocksにハマると同時に、私も一緒にハマりました。
一緒に見ていて「あ、ここがNumberblocksの魅力だよな」と思ったところを挙げてみます。

Numberblocks(ナンバーブロックス)のすごいところ7選

① 数の概念が「感覚」で身につく

Numberblocksに出てくる数字のキャラクターは正六面体(サイコロ型の立方体)で構成されています。

https://www.twinkl.jp/resource/numberblocks-0-10-number-track-t-m-31761

Numberblocks最大の魅力は、数字を単なる記号や暗記対象ではなく、「実体」として見せてくれるところにあります。

たとえば「1」はひとつのブロック、「2」はブロックが2つ…というふうに、目に見える形で数の意味を表現しています。

これによって、子どもたちは数の大小、量の違い、足したり引いたりすることが直感的に理解できるようになります。

特に幼児期は、具体物を通じて学ぶことで脳がぐんと成長する時期なので、Numberblocksの「ビジュアルで数をとらえる」アプローチはとても理にかなっているのです。

日本の教育現場でも、数の感覚を大事にする流れが出てきているから、Numberblocksはその最先端をいく教材ともいえるかもしれません。

数の大きさだけでなく、Numberblocksでは、実は色にも法則があります。
1…赤
2…オレンジ
3…黄色
4…緑
5…水色
6…紫
7…虹色
8…濃いピンク
9…灰色(濃中淡の3色)
10…赤枠の白

これは大きい数になってもこの法則で組み合わせるので、10以降のキャラクターもひと目で数の構成がわかるようになっています。

https://www.twinkl.jp/resource/numberblocks-0-20-visual-number-line-display-banner-t-m-32708

Numberblocksの音声はすべて英語ですが、見てわかるように工夫されているので英語がわからない子ども(や、大人)も内容がわかるようになっています。

② 数字にポジティブなイメージがつく

多くの子どもたちが苦手意識を持ちがちな算数。

でもNumberblocksは、明るくポップなキャラクターたちが数をテーマに楽しい冒険を繰り広げるので、「数=楽しいもの」というポジティブなイメージを自然に植え付けてくれる。

たとえば足し算や引き算のシーンでも、堅苦しく教え込むのではなく、キャラクター同士が「合体したり」「分かれたり」しながらストーリーが展開する。

子どもたちはまるで遊びの延長のように数のルールを覚えていくので、学びへのハードルがぐっと下がるのです。

日本の子たちにとっても、「やらなきゃいけない勉強」ではなく、「見てるだけで楽しい遊び」として算数に親しめるのは、すごく大きなメリット。

また、1話が5分と短いのもまた魅力です。

③ 英語のシャワーを自然に浴びられる

Numberblocksはすべて英語で進行しますが、使われる単語や表現はとってもシンプル。

しかも短いフレーズが繰り返されるので、英語がわからなくてもどんどん意味が推測できる。

自然と「one, two, three」だけではなく、「let’s add!(足してみよう!)」みたいな動詞表現にも親しめる。

これは、机に向かって単語を覚えるよりずっと効率的。

しかも英語を「勉強」として構えずに、耳からスッと吸収できるから、英語に対する抵抗感も生まれにくい。

小さい頃から英語に触れる機会を作りたいと思っているパパやママには、Numberblocksは最高の「楽しい英語タイム」になること間違いなし。

④創造力やストーリー理解力が伸びる

Numberblocksは、ただ数字を見せるだけの教育番組ではない。

それぞれのエピソードが、ちゃんと起承転結のあるストーリーになっているんです。

たとえば、「5」が冒険に出かけて「2」と「3」に分かれて力を合わせたり、迷子になった「4」をみんなで助けたり。

こういうストーリーを追う中で、子どもたちは自然に「原因と結果」「問題と解決」みたいな考え方を学んでいけるように作られています。

しかも、自分なりに「次はどうなるんだろう?」と予想する力も育ちます。

ストーリー理解力は、国語や論理的思考にもつながる重要なスキル。日本語力の土台作りにも、Numberblocksはすごく役立つでしょう。

⑤ 発達段階に合わせて楽しめる

Numberblocksは対象年齢が広く、2〜7歳くらいの子どもたちが、それぞれの発達段階に合わせて楽しめるのが強み。

たとえば幼児さんなら、まず「数字とキャラクターの一致」や、「色・形・音の楽しさ」だけでも大満足。

もう少し成長すると、「足し算・引き算の感覚」に自然と興味を持ち始める。

さらに小学生になると、「かけ算・わり算」や「数の合成分解(コンビネーションの理解)」にもチャレンジできる。

成長に合わせて新しい発見ができるから、飽きずに長く使えるのも大きなポイント。

兄弟姉妹で一緒に見たり、親子で「これってどういうことかな?」って話し合ったりできるのも、素敵な時間になります。

⑥ 英語の勉強+プロの歌手の歌

『Numberblocks』には、プロの歌手が歌う高品質な楽曲が多く登場します。

この点は、日本の子どもたちにとっても大きなメリットになります。

まず、歌詞がリズミカルで耳に残りやすいため、自然と英語のリズムや発音に親しむことができます。

特に小さな子どもたちは、音楽を通して言葉を覚える力が高いため、無理なく英語耳を育てるきっかけになります。

また、楽曲は単なるエンターテインメントではなく、数や形、簡単な算数の概念を歌詞に組み込んでいるため、楽しみながら知識を身につけることができます。

学びが「お勉強」ではなく「遊び」として体験できるので、子どもたちの好奇心や学びへのモチベーションも高まります。

さらに、プロの歌手による表現力豊かな歌声は、感受性を刺激し、音楽的なセンスやリズム感を育てる助けにもなります。

美しい音に触れることは、子どもの情緒を安定させたり、表現力を豊かにする効果も期待できます。

『Numberblocks』の音楽は、英語、算数、そして音楽的な素養を同時に楽しく育む、素晴らしい教材になると言えるでしょう。

Season4 EP.28 One Hundred


ここで登場するOne Hundred(100)というキャラクターの声と歌を担当しているのは、シャロン・D・クラーク(Sharon D. Clarke)というイギリスの女優で歌手の方です。
上の動画を見ていただくとわかるのですが、ちょっと聴いただけでもわかる只者ではない歌唱力と表現力。
初めて見たときは聴き入ってしまいました。

100以外にも、Season5では掛け算を教えてくれるキャラクター、One Times TableやTwo Times Tableなどが登場しますが、One Times Tableはミュージカルシアターで有名な女優、ロザリー・クレイグ(Rosalie Craig)、Two Times Tableはアメリカの歌手兼俳優のグレゴリー・ポーター(Gregory Porter)が起用されています。

⑦ いろいろなグルーピングで直感的な理解ができる

『Numberblocks』に登場する「Square Club(スクエアクラブ/真四角クラブ)」や「Step Squads(ステップスクワーズ/階段チーム)」のようなグルーピングは、子どもたちが数の性質を直感的に理解する手助けになります。

数をただの順番として覚えるのではなく、「共通点がある仲間」として捉えることで、概念の整理がしやすくなります。

また、グループに属することでキャラクターへの愛着も湧きやすく、学びがより楽しいものになります。

さらに、抽象的な数の世界を具体的で身近なものに感じることができ、算数に対するポジティブなイメージを育てる効果も期待できます。

Square Club(真四角クラブ/正方形クラブ)

4・9・16・25などは、縦と横のブロックの数が同じ正方形、つまり、4は2✕2の、9は3✕3の、16は4✕4の正方形に変形できるので、”Square”に分類できます。
Squareに分類されるキャラクターはお互い仲間意識を持っていて一緒に行動することも。
Season4のEP.6では「Square Club MOTTO」という正方形専用のクラブハウスが登場します。
このクラブハウス内の合言葉は「No Round Thing」(丸いもの禁止)。
丸いものが入り込むと警報がなるシステムで、お騒がせいたずら大好きキャラクターのTerrible Twosが一騒動起こします。

Season4 EP.6 Square Club

16より大きい数の25や36も、あとのエピソードで登場します。
子どもたちは「次に大きいSquareのキャラクターの数はいくつだろう?」と疑問に思いつつ、自分でおもちゃをつなげたり、書いたりして遊びから学ぶこともできます。

また、Squareになるキャラクターの目の形はみんな正方形なので、目を見ただけでわかるようになっています。
※Oneは例外ですが、Squareとして登場するときは目の形が四角くなりますよ。

Step Squads(階段チーム)

Season3 EP.30 Step Squads

Step Squadsは10・15・21・28…などがそうです。
つまり、1+2+3+4、1+2+3+4+5…というように、1から順に、次に大きい数を足すのことを、階段状に表現できることから、Step Squadsと呼ばれています。
小さい数から言えば、1も3も6もStep Squadsですが、15以降の数がStep Squadsとして登場することが多いです。

Super Rectangles(スーパー長四角グループ)

https://www.bbc.co.uk/iplayer/episode/m000thgf/numberblocks-series-5-how-rectangly?seriesId=b0bls7vy

Super(スーパー) Rectangle(長方形)は12や18など約数が多い数のキャラクターのことをそう呼びます。

Super Rectangleは様々な長方形を作ることができるため、他のキャラクターから羨ましがられるシーンも見られます。

どう変形しても四角形になることができないNineteen(19)の歌では「I wish I could be like eighteen…(もし18みたいになれたら…)」という歌い出しになっていて、縦横どんなブロックの組み合わせでもきれいな四角になれるeighteen(18)に憧れがある気持ちを歌っています(しかし最終的に、変わった形にしか変形できないけど、「これでいいんだ!」とありのままの自分を受け入れます)

他にもいろいろなグルーピングが登場する

3つのグループを紹介しましたが、他にもいろんな切り口でグループが作れます。
詳しくはSeason5のEP.18”Club Picnic”で登場する「29」がいろいろグループ分けしてくれていますよ。


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