子どもがNumberblocksにハマると同時に、私も一緒にハマりました。
一緒に見ていて「あ、ここがNumberblocksの魅力だよな」と思ったところを挙げてみます。
1.シンプルで視覚的にわかりやすい
Numberblocksに出てくる数字のキャラクターは正六面体(サイコロ型の立方体)で構成されています。
これは3歳くらいの子どもがみても、どの数がどれだけ大きいのかすぐに見てわかります。
あまりのわかりやすさに、「なんで今までこのタイプの教材がなかったんだろう」とまで思ってしまうくらい。
この法則だと、掛け算や割り算もすぐに理解できるようになります。
数の大きさだけでなく、Numberblocksでは、実は色にも法則があります。
1…赤
2…オレンジ
3…黄色
4…緑
5…水色
6…紫
7…虹色
8…濃いピンク
9…灰色(濃中淡の3色)
10…赤枠の白
これは大きい数になってもこの法則で組み合わせるので、10以降のキャラクターもひと目で数の構成がわかるようになっています。
Numberblocksの音声はすべて英語ですが、見てわかるように工夫されているので英語がわからない子ども(や、大人)も内容がわかるようになっています。
2.1話が短い
1話が5分と短いのもまた魅力です。
子どもの集中力は「年齢+1分」と言われています。
なので、3歳なら4分、4歳なら5分、5歳なら6分なので、興味がある子もない子も、5分という放送枠は丁度いいと思います。
YouTubeで公開されている動画は、本国イギリスで放送されている1話5分のアニメをくっつけて編集し、10分や20分になっています。
なのでYouTubeの公式チャンネルの動画を見ていると、編集されてカットされた部分があるのに気づき、Numberblocksファンとしてはちょっと気になるところ。
Season5以降はYouTubeでもフルエピソードが公開されていますが、それより前のものに関して、フルエピソードを正規に見る方法は、BBC iPlayerで見るしかないと思います。
3.英語の勉強+プロの歌手の歌
最初は聴いていてもわからない英語も、回数を重ねるとなんとなく単語の意味がわかってくるものです。
子どもも同じで、何度も見ているうちに意味がわかったり、真似してるうちに発音が上手になってたりします。(これがスピードラーニングか!)
英語学習という側面で役に立っているのが、アニメの中で出てくる歌です。
キャラクターごとに歌があって、耳が英語にどんどん慣れていきます。
歌を歌っているのは、そのキャラクターの声優さんで、とても上手です。
曲もキャラクターによってそれぞれ特徴的で、今や私はイントロクイズができるレベルでどの曲がどのキャラクターかわかるようになりました。
さらに、たまに本物の歌手の方が登場します。
ここで登場するOne Hundred(100)というキャラクターの声と歌を担当しているのは、シャロン・D・クラーク(Sharon D. Clarke)というイギリスの女優で歌手の方です。
上の動画を見ていただくとわかるのですが、ちょっと聴いただけでもわかる只者ではない歌唱力と表現力。
そりゃそうです、プロの方ですから…
初めて見たときは聴き入ってしまいました。
100以外にも、Season5では掛け算を教えてくれるキャラクター、One Times TableやTwo Times Tableなどが登場しますが、One Times Tableはミュージカルシアターで有名な女優、ロザリー・クレイグ(Rosalie Craig)、Two Times Tableはアメリカの歌手兼俳優のグレゴリー・ポーター(Gregory Porter)が起用されています。
かわいい子供向けの知育アニメで聴き応えバッチリの歌が聴けるなんて、Numberblocksの制作側の力の入り具合が伺えます。
小さい子供に本物の歌を聴かせたい!ということからなんでしょうかね。
4.その他いろいろなグルーピング
「1.シンプルで視覚的にわかりやすい」に書いた通り、各キャラクターはサイコロ型のブロックでできていて、数字によって色も分けられています。
それ以外にもいろいろな法則別にキャラクターをグルーピングしています。
Square(正方形グループ)
4・9・16・25などは、縦と横のブロックの数が同じ正方形、つまり、4は2✕2の、9は3✕3の、16は4✕4の正方形に変形できるので、”Square”に分類できます。
Squareに分類されるキャラクターはお互い仲間意識を持っていて一緒に行動することも。
Season4のEP.6では「Square Club MOTTO」という正方形専用のクラブハウスが登場します。
このクラブハウス内の合言葉は「No Round Thing」(丸いもの禁止)。
丸いものが入り込むと警報がなるシステムで、お騒がせいたずら大好きキャラクターのTerrible Twosが一騒動起こします。
16より大きい数の25や36も、あとのエピソードで登場します。
子どもたちは「次に大きいSquareのキャラクターの数はいくつだろう?」と疑問に思いつつ、自分でおもちゃをつなげたり、書いたりして遊びから学ぶこともできます。
ちなみにSquareになるキャラクターの目の形はみんな正方形なので、これまた見ただけでわかるようになっています。
※1は例外ですが、Squareとして登場するときは目の形が四角くなります。
Step Squads(階段型グループ)
Step Squadsは10・15・21・28などがそうです。
つまり、1+2+3+4、1+2+3+4+5、というように、1から順に、次に大きい数を足すのを、階段状に表現できることから、Step Squadsと呼ばれています。
小さい数から言えば、1も3も6もStep Squadsですが、15以降の数がStep Squadsとして登場することが多いです。
Super Rectangles(すごい長方形グループ)
「すごい長方形」という直訳で本当に良かったのかはさておき、Super(スーパー) Rectangle(長方形)は12や18など約数が多い数のキャラクターのことをそう呼びます。
Super Rectangleは様々な長方形を作ることができるため、他のキャラクターから羨ましがられるシーンも見られます。
他にもある
3つのグループを紹介しましたが、他にもいろんな切り口でグループが作れます。
詳しくはSeason5のEP.17”Club Picnic”で登場する「29」がいろいろグループ分けしてくれます。